休職

発達障害の疑い

  • 2022年10月19日
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仕事が全くできない社員がいて困っています。中途採用の面接時には、過去の経歴について話をしていましたが、実際には「補助的に関わった」というレベルで1人では何もできません。また、新しく教えたことも吸収が悪く、捉え違いも頻繁です。ミスも多く、簡単な業務の締め切りも守れません。それなのに、注意すると急に怒ることもあるので、困っています。

ポイント!

企業のメンタルヘルスの最大の困りごとは、うつ病や適応障害から発達障害に変化しています。「発達障害」と診断がついている方はあまり多くないかもしれませんが、うつ病や適応障害になった要因に発達障害の存在が隠れている方はとても多いです。

働くことで問題が顕著となったいわゆる「大人の発達障害」は、本人より周囲が困っていることが多く、本人が受診を拒むケースも少なくありません。本人は「仕事が上手くいっていない」ことはある程度理解できますが、その理由について客観的な事実を認識できる人は少なく、「教え方が悪い」「自分だけが悪いのではない」など他人のせいにする傾向があります。

また、受診した場合でも、本人が希望したり、よほど症状が強い場合を除いて、「発達障害」と診断が付くことは多くありません。発達の偏りにより生じた困りごとで落ち込んだ気持ちに「うつ状態」「適応障害」など病名を付け、困りごとを一つ一つ解決していくというアプローチをとる主治医が多数派です。

発達障害疑いの方への対応は非常に神経を使います。医師の診断がない状態で会社の人間が「発達障害だから…」なんてことはもちろん言えません。仕事ができないからと言って解雇することはできませんし、これまで通りだと居眠りはするし、ミスは多いし周囲が疲れ果ててしまいます。

フォルテの場合

会社側では本人の仕事上の問題をピックアップし、その一つ一つに対応していく必要があります。ただ、仕事上の問題は発達障害の特性の影響を受けているので、そのアセスメントには専門的な知識や経験が必要となります。

フォルテには産業保健、メンタルヘルスの経験豊かな保健師や臨床心理士がいます。本人だけでなく会社の立場にも立ったサポートを行います。

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