今回は、第1部の関係法令(有害業務に係るもの以外のもの)の『Ⅱ 労働基準法』。時間にして約45分。以下の目次に沿って読み進めていく。前回同様細かなことを書くと膨大な量となるので、「なるほど!」と思った気付きや、講座ならではの視点の一部をピックアップしていけたらと思う。
第1部 関係法令(有害業務に係るもの以外のもの)
II 労働基準法
1 労働契約
2 労働時間、休憩及び休日
3 賃金
4 平均賃金
5 年次有給休暇
6 みなし労働時間制
7 就業規則及び寄宿舎規則
8 女性における就業制限
労働基準法については、やはり重要とのことだが、難解な言葉が多く、取っ付きにくい印象がある。労働契約のところで、さっそく解雇制限というヘビーな文言が…。しかも大事だと。当たり前のことかもしれないが、産前産後の休業期間をその後30日間は解雇できないことになっていることが分かった。
変形労働時間制とフレックスタイム制の違い
変形労働時間制、フレックスタイム制の違いなんて考えたことがなかった。というより、変動労働時間制ってあまり聞かない言葉だ。変動労働時間制は、《会社として》平均週40時間の枠内で、8・8・8・8・8=40でなく、曜日によって10・10・8・6・6=40と変動のある勤務体制のことだという。
それに対し、フレックスタイム制はとてもよく聞く言葉だ。《私は》「1週間のうちに40時間働きます」とルールを決めているので、ルールの中ではいつ来ていつ帰ってもいいらしい。
「ザ・労働基準法」36協定
時間外勤務のところでは、36協定が出てきた。これぞ「ザ・労働基準法」と言えるくらいの言葉だが、何とほとんど出ないとのこと。「よく使う、よく知っている」言葉だから試験に出る訳ではないということは、独学では感じにくいところだ。
休憩時間のところでは、テキストに記載されていない大切な言葉がたくさんあり、必死でテキストに書き込んだ。そういえば、労働基準法に入ってから、テキストに書き込む量が増えている。
テストには出ないのかもしれないが、法定休日の概念、代休の概念を書き込んだ。「管理・監督の地位にあるもの」については、時折ニュースを賑わせる言葉だ。通常、課長以上が管理職とされている企業が多いが、管理職=管理・監督者ではない。
先生は、管理・監督者の例として部長を挙げていたが、「一定部門を総括」「経営にも関与」などの条件から考えると、部長だから全員該当ということでもないのかもしれない。
時間外労働の賃金割増率
時間外労働の賃金割増率について。法定労働時間外労働の場合、2割5分以上の割増というのは割と常識のように思うが、月60時間を超えた部分のみ5割以上!!知らなかった…月によって時間外の半分が5割以上になっていたのか?!調べてみなくては。
フルタイム労働者についても、週の所定労働時間が30時間以上の労働者がそれに該当すると。てっきり、40時間=フルタイムと考えていたのだが、”フル”って言葉って何?調べてみると、フル→【限度いっぱいであるさま。十分であるさま。】とある。30時間が【十分であるさま】と言われれば、そうなのかもしれない。
有給休暇とは?
有給休暇については、昨年『年5日は取得させなければならない』という使用者への義務ができたと記憶している。しかし、5日を超える部分については、割と使用者寄りの使用も可能であることに驚いた。
労使協定を締結することが前提ではあるが、例えばお盆の時期に8/12~8/16まで5日間会社を閉めるとして、そのうち2日を有給休暇で取るようにすることも可能であるという。まぁ、この時代にこんな労使協定は締結できないかもしれないが…。
女性の就業制限
最後の項目として、女性における就業制限。労働基準法全体から2問出るが、その時によっては、女性における就業制限から2問出ることもあるとのこと。一瞬この章のここまでの範囲の前のめりの勉強が無駄だったような気がした…笑。
産前産後について「産前6週以内でも請求しなければ働くことも可能であること」「産後8週を経過していなくても6週以降は請求すれば働けること」など、【請求】の意味合いがとても大きいことが分かった。
自分の周りでは、産前6週~産後8週まで産前産後休暇を取得する人ばかりだったが、そうではない選択肢もあるんだな。
第1部 関係法令(有害業務に係るもの以外のもの)が完了
ここまでで、第1部 関係法令(有害業務に係るもの以外のもの)が完了。全体の約20%が終了したようで、少し進んだことがとても嬉しい。せっかくのリズムを崩さないように、近日中に第2部に取り掛かる。
Eラーニングを始めると、分かりやすくてかなり楽しく進められるが、始めるまでにかなりの気合がいる…。
衛生管理者試験受験日記⑤へ続く
今回は、第2部の労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの)。時間にして約1時間半。以下の目次に沿って読み進めていく。これまで同様細かなことを書くと膨大な量となるので、「なるほど!」と思った気付きや、講座ならではの視点の一部をピックアップしてい[…]
衛生管理者試験受験日記③に戻る
今日は3月15日。前回Eラーニングを受けてから約1ヵ月も間が空いてしまった…。前回も書いたが、「●月●日に試験を受ける!」と決めて、受験申し込みをしないとダメだ。衛生管理者の試験は月に4回も5回も受験のチャンスがあるから、ズルズルと勉強を先[…]
※記事内に出てくる企業は株式会社当社とは関わりはございません。衛生管理者試験を受験し合格された方個人の感想となりますので何卒ご了承くださいませ。
衛生管理者とは?まとめ
メディアトピックスでは衛生管理者資格試験の受験資格、難易度、過去問情報、合格率、講習、申し込み方法、費用、合格率、見込み年収など様々な情報をまとめております。これから試験を受ける方や興味のある方の参考になれば幸いです。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。
こんにちは。大阪のメンタルヘルスサポート、産業医派遣を運営している当社です。突然ですが、常時50人以上の労働者を使用する事業場は、その事業場専属の衛生管理者を選任する必要があります。この記事では、人気の高い資格である「衛生管理者」の資格取得[…]